「単衣のときの小物や下着は
何を身に着ければいいのかしら?」
よくいただく質問です。
地方や気候によっても
考え方は様々なのと
涼しいイメージの北海道も
近年は温暖化が進んだせいか
本州並みに暑い日もあるので
はっきりと「こうです!」と断言できない部分も
あります。
ただ、一般的なルールのようなものは
もちろんございますので、
それをふまえた上で季節に合わせた着こなしを
するのが望ましく、かつおしゃれなように
思います。
今回は一例として長襦袢を用意いたしました。
タイトル部分にある3枚の長襦袢
紋紗(たまご色)、絽(空色)、縦絽(トキ色)、
涼しく感じる順番です。
他に一番涼しい生地に麻がございます。
そのため、7月8月の盛夏には
麻や紋紗(職人さんがいないため品薄)
の長襦袢が望ましいです。
但し、留袖や振袖などの第一礼装の場合は
絽の長襦袢を着用します。
また、単衣や夏物に限ったことでは
ございませんが
合わせる色のイメージとして
普段着<礼装=濃い色<淡い色<白
な感じが一般的なきまりです。
また、
5月から6月の始め、9月におすすめなのが
楊柳です(下の写真)
夏の長襦袢と袷襦袢で済ませる方もいらっしゃいますが
一枚用意しておくととても重宝します。
これから迎える単衣にむけて
お仕立してみませんか?